結婚指輪や婚約指輪は左手じゃなくて右手でもありなの?
突然ですが、婚約指輪や結婚指輪を付ける位置といえば左手の薬指ですよね。
左手薬指は結婚をしている方もしていない方も、少し特別な指、そんな風に思うこともあるかもしれません。
そんな婚約指輪や結婚指輪ですが、なぜ左手の薬指につけるのでしょうか?
実はこれらの指輪を付ける位置には意外な秘密が隠されているのです。
左手薬指につけるのは世界共通じゃない!?
日本では婚約指輪や結婚指輪は左手薬指につけるのが一般的ですね。
婚約指輪の場合には結婚指輪をつけるために中指や右手薬指に移動したりといったこともあるにはありますが、基本的には左手薬指です。
プロポーズをするときに指輪をプレゼント、なんてサプライズをするときにも左手の薬指サイズの指輪を用意しますよね。
しかしこれはあくまで日本の話。
ドイツやフランス、オーストラリア、ロシアなどでは右手の薬指につけるという方も多いそうなんです。
東南アジアの一部の地域では、なんと足の指に指輪をつけるなんてこともあるんだとか。
勿論日本と同じように左手薬指の国も多くありますが、それが世界共通というわけではない、ということはなかなかにびっくりな事実ですよね。
そもそもなぜ左手薬指につけるようになったのか
そもそもなぜ左手薬指に特別な指輪をつけるようになったのかというと、それには歴史的な背景があります。
そのルーツを知るには婚約指輪という概念が生まれた時代まで遡ることになるでしょう。
その時代というのはそう、古代ギリシアの時代。哲学者ソクラテスやアリストテレス、歴史家のトゥキュディデスなんかが活躍していた時代ですね。
その当時、左手の薬指というのは心臓と太い血管でつながっている指であると信じられていたのです。
当時は心臓に対する考え方がいまと少し異なり、人間の感情を司っている場所といったように考えられていましたから、その心臓とつながっているということはかなり特別な指であると思われていたのですね。
心臓は臓器というより心という器官といったところでしょうか。
そんな心同士を繋ぐものとして指輪を用いたというのが、指輪を贈り合うようになった理由なのだそうですよ。
なんだかちょっとロマンチックですよね。
このルーツ以外にも、左手薬指というのは右利きの場合あまり使うことがない指であるため、紛失のリスクが少ないといった理由もあるようです。
ちなみに婚約指輪よりも結婚指輪のほうが後にできたものである、なんて話もあったりします。
指輪はつける指によって意味が変わる
と、いうことで結婚指輪や婚約指輪はどちらにつけても構わないのですが、実は右手と左手で少し意味が変わってきます。
左手につける場合には『愛や絆を深める』
右手につける場合には『リラックスしたり創造性を刺激する』
といった様子。
かなり意味が変わりますよね。
小指につけるピンキーリングは左手ならばチャンスや恋を引き寄せたり、右手なら自分の魅力をアップしたりと他の指もまた左右で意味が異なります。
なかなか面白いので、興味があれば調べてみて指輪をはめる指を決めてみるというのも良いかもしれません。
なんとなく左手薬指につけるものだと思っていた結婚指輪や婚約指輪ですが、実は意外な過去があったのですね。
そのことを頭の片隅に置いておくと、指輪を見る目が少し変わってくるかもしれませんね!