雑炊とおじやとおかゆとリゾットの違いは一体なに?
一気に寒くなってきましたね。
こう寒くなるとお鍋が恋しくなってしまうものです。
そんなお鍋のしめはうどんかな、ラーメンかな、いやいややっぱり雑炊やおじやかな、なんて考えると実にお腹も空いてくることでしょう。
しかしここで一つ、
雑炊とおじやの違いって何なんだろう
こんなことを考えたことがある方はきっと少なくないはず。
雑炊とおじやの違いをメインに、ついでにちょっと似ているおかゆやリゾットについても触れていきましょう!
雑炊とおじやの違いはごはんにあり
では早速違いを知るために、雑炊とおじやについて改めて見ていきます。
まず雑炊というのは炊いたご飯を水で洗い、出汁や具とともに煮込んでいくものです。
対するおじやはというと、炊いたご飯をそのまま出汁や具とともに煮込みます。
一瞬どこが違うのかわからなくなりそうですが、そう、雑炊とおじやの違いは炊いたご飯を洗うか洗わないかにあるのです。
他にも塩などで味付けされたものが雑炊で味噌や醤油で味付けされたものがおじや、なんて違いがあるという話もあります。
このあたりは地域や家によっても差が出る部分なので、基本的にはどちらも同じものを指していると思っておいて良いのかもしれません。
ご飯を洗うのと洗わないのとでは何が変わる?
ご飯を洗うのが雑炊、洗わないのがおじやという一応の結論が出ましたが、そもそも洗うのと洗わないのでは何が変わるのだろうと思うことでしょう。
これれは意外にきちんと違いが現れます。
炊いたご飯を洗って煮込んだ場合、表面のぬめりなどが取れた状態であるため、味が染み込みやすくなります。
そして汁がサラッとした仕上がりにもなりますから、軽く食べられるという魅力もあります。
では洗わないとどうなるのかというと、ご飯のぬめりが汁の方に溶け出し、とろっとした仕上がりになります。
さらにしっかり煮込んでいくと汁気がほぼないような状態になりますが、こうすることで汁に溶け出した栄養をまるっと体に取り込むことができるというメリットが誕生するのです。
ちなみにとろみがある暖かいものというのは体を温めてくれますし、お年寄りなどでも食べやすいという利点も合わせて生まれます。
サラッとしたものが良いのか、それともとろっとしたほうが良いのか、なかなか好みが分かれるポイントでもあるでしょう。
おかゆやリゾットもちょっとした違い
最後に雑炊やおじやと似ているおかゆやリゾットについても少し触れておきましょう。
まずおかゆですが、こちらは炊いたご飯ではなく、いわゆるお米の状態から作っていくものです。
たくさんの水分で柔らかくなるまで炊いていくので消化が良いく、風邪を引いたときなどの定番となっています。
一方のリゾットは炊いていないお米を炒めてから炊いていく料理。
バターなどで炒めてから白ワインやスープなどで炊いていくので、濃厚な味に仕上がるのが特徴といえるかなと思います。
以上が雑炊とおじや、そしておかゆとリゾットの違いでした。
些細な違いですが、これらを食べるときにちょっとでも思い出してみてくださいね!