鏡餅っていつから飾るの?30日に飾っても平気?
今年最後の日曜日ですね。
というかもう12月30日という年末も年末です。
そんな年末、そういえば鏡餅を出していないじゃないか!
なんて慌てている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
鏡餅ってそもそもいつから出すの?30日でも大丈夫?なんて疑問を解決していきましょう。
そもそも鏡餅ってなに?
そもそも、なんで鏡餅って飾るんだろう、鏡餅の『鏡』ってなんだろうと思うこともあるのではないかと思います。
鏡餅には依代、つまり神様が迷子にならないように目印にしてもらうという大切な役割があります。
お正月には年神様がいらっしゃるということから、きちんと我が家にも来てくださるように鏡餅を置くのですね。
ではなぜ鏡餅なのか。
あくまで一説ですがお餅の形が関係しているようです。
まあるいお餅が昔使われていた銅鏡に似ていたから、とのことですよ。
銅鏡といえば三種の神器の一つですし、鏡には霊が宿るという話もあります。
そのことから銅鏡に似たお餅、鏡餅となった、といったことなのだそうです。
銅鏡に関してはこちらの、兵庫にある古代鏡展示館さんのブログがわかりやすそうです。
この他にも丸なのは家族円満を願ってのことで2つ重ねは陰陽を表したりといった話があり、円満に歳を重ねていこうといった願いが込められているという説もあります。
鏡餅はいつから飾るのが良いのか
さていよいよ本題です。
鏡餅はいつから飾るべきなのかというと、基本的には12月13日をすぎればいつでも良いといった風潮になっています。
12月13日は正月事始めといわれるものであり、お正月の準備を始めていく時期です。
鏡餅は勿論、門松やしめ縄などもこの時期に準備をしますね。
しかし昨今の日本では12月といえばクリスマスがありますから、なんとなくクリスマスが過ぎたら準備すればいいのかななんて思ってしまうものです。
そしてダラダラしているうちに30日になってしまった、なんてこともきっと少なくないでしょう(笑)
実は鏡餅を飾るのにおすすめだと言われているのは28日です。
これは漢字の『八』という字が末広がりで縁起がよいとされるため。
一方で29日は二重に苦が来るということで良くないという話もあれば、語呂合わせで『29(ふく/福)』と読めるから良いのではなんて話もあったりするので考え方によってはよくも悪くもなるといえるでしょう。
30日は31日よりは良い
では30日に飾るのはどうなの?という話ですが、30日にはこれといった話がないため、特に問題がない、可もなく不可もなくな日であるといえるかと思います。
31日に飾るのは一夜飾りになってしまうので、それだったら30日に飾るようにしたほうが良いでしょう。
一夜飾りが良くないというのは、葬儀の祭壇などを彷彿とさせるため縁起が良くないから、1日しか飾らないのは礼儀として良くない、年神様が目印にするのに間に合わないといった様々な説がありますが、基本的には良くないという結論で問題ないですね。
鏡開きは地域によって1月11日と15日がありますが、それは別の機会に話すとしましょうかね。
とりあえず、松の内(1月7日)まではしっかりと飾って、良い年を迎えましょう。
良いお年を!