あくびをすると涙が出るのはなぜ?謎多きあくびに迫る!
人間にはいくつかの生理現象がありますが、そのなかで眠くなったりすると出てしまうものに『あくび』がありますよね。
ついつい夜更かしをしてしまった翌日や、お昼ご飯を食べた後など出てしまうことがあるでしょう。
そんなあくびと一緒に涙が出てしまうという方も少なくないかと思います。
と、いうよりほぼすべての人がそうですよね(笑)
あくびをするとなぜ涙が出てしまうのでしょうか。
あくびをしたときの動作が関係
あくびをするとなぜ涙が出てしまうのか、実はそれにはあくびをするときの動作に秘密があります。
あくびをするときというのはたいてい大きな口を開けますよね。
開けないように気をつけていてもどうしても開いてしまうものです。
そして目をぎゅっと瞑るひともきっと多いはず。
更に人によってはぐーっと腕を伸ばしたり背中を反らせたりして伸びをするなんてこともあるでしょう。
実はこの一連の行動があくびをしたときに涙が出てしまう原因なのです。
と、いうのも涙というのは常に流れているものなのですが、通常は目と鼻の間あたりにある『涙のう』という場所にたまるようにできています。
涙が溜まっている涙のうがなにかの拍子に圧迫されたり潰れたりしたらどうなるでしょうか、溢れてきてしまいますよね。
つまり、あくびによって口を大きく開けたり目をギュッと閉じたりすることで顔の筋肉が伸縮し、涙のうから涙が絞り出されるというわけなのです。
ただ大口を開けただけでは涙が出ないことのほうが多いですから、よほどあくびをしているときというのは複雑な動きをしているのでしょうね。
ちなみにあくびをしなければ涙のうから自然に鼻の方へ涙が流れてくるため、溢れてしまう心配などはありません。
そもそもあくびはなぜ出るのか
そもそもあくびってなんで出るんだろう、こんな疑問を持ったことがあるという方はきっと多いでしょう。
あくびが出る理由は『脳を覚醒させるため』であるといわれています。
あくびが出るときというのはだいたい眠いときや疲れてきたとき、退屈しているときなどですよね。
そんなときにあくびをすることで脳みそを起こしてやる気をアップさせる、そんなイメージなのかなと思います。
ちなみになんでそれがあくびなのかはまだ良くわかっていないようです。
親しいとあくびはうつる?
家族や友人があくびをしたとき、ついつられてあくびをしてしまうことがありますよね。
詳しくは解明されていないようですが、どうやら人間というのは行動が伝染する傾向にあるということなようです。
あくびがうつる傾向が強い順は 家族>友人>知人 というように、近しい人ほどうつる確率が高いようですよ。
あとあくびについての文章を読んだりあくびのことを考えたりしたときもあくびが出やすくなるという話も。
この記事を読んでいてあくびがしたくなった方もいらっしゃるかもしれませんね、ちなみに私はこの記事を書いていて五回近くあくびをしました(笑)
まだまだ謎多きあくびですが、あくびが出たらちょっと休憩するなど目安にして元気に過ごしましょうね!