パソコンのキーボードの配列ってなんでアルファベット順とか五十音順じゃないの?意味はある?
最近スマートフォンに押されて使えない世代が出てきた、なんて嘘かホントかわからない話もありますが、まだまだ日常的に活躍している存在の一つにパソコンがありますよね。
私も毎日のようにパソコンと睨めっこしているので、いわば生活必需品です。
さて、そんなパソコン、ふとした瞬間に誰しもが思うことがあるはず。
『なんでキーボードの配列って五十音順やアルファベット順じゃないんだろう』
小さな頃からパソコンをいじらせてもらっていたからかそんな疑問を持つ機会がなかったのですが、今日ふと思いました(笑)
パソコンのキーボード配列に意味はあるのでしょうか。
アルファベット順の由来はタイプライター
まずおそらく多くの方が利用しているであろうアルファベットのならびの由来ですが、これには英文タイプライターが関係しているようです。
なんでも1873年にタイプライターを開発したChristopher Latham Sholes氏によって提案されたのをきっかけに、そこからどんどんブラッシュアップや試行錯誤を繰り返し、1882年にいまの配列に収まったとのこと。
ちなみにこの配列は文字の並びの通り『QWERTY配列』と呼ばれています。
いろんな説があるQWERTY配列の実態
ではなぜこの並びに落ち着いたのかというと、様々な説があります。
例えば【早く打ちづらくした説】。
タイプライターというのは触ってみると分かる通り、結構繊細な機械です。
そのため強く叩きすぎてしまうとすぐに壊れてしまうということで、よく使うキーをあえて押しづらい位置にした、といったような説になります。
もう一つが【プレゼンしやすくした説】。
製品のプレゼンをするときに『TYPE WRITER』という文字が打ちやすい順番にしたという説です。 いわれていみると全部キーボードの二段目(f1キーなどは除く)で打てちゃいますね。
その他にも【活字箱の配列法をもとにした説】や【タイプライターを使うためにトレーニングした人が簡単によその製品に行かないようにするため説】などいろいろあるようです。
しかしどれも明確な根拠はないため、あくまで諸説のひとつとして語られています。
かなの並びもタイプライター
では日本語入力である『かな入力』の順番はどのようにして決められたのかというと、こちらも実はタイプライターが関わっています。
大正時代に登場したカナタイプライターのために作られたものだったんですね。
こちらもQWERTY配列同様、改良に改良を重ねています。
ちなみにどうしてこの並びに落ち着いたのかというと、よく使う文字を両手の人差し指の近くに、あまり使わないものは小指の方にした結果なんだとか。
かな入力は使ったことがないので審議はわかりませんが、きっとその様になっているのでしょう。(笑)
普段何気なく使っているものにも意外と疑問はあるものですね。
これからはちょっとだけ配列の意味を考えながらパソコンに向き合ってみましょう!