マドレーヌとフィナンシェの違いってなに?カロリーとかは?
昨日友人のお家へお泊まりをさせてもらうということで、手土産にマドレーヌを持っていきました。
友人は「焼き菓子好きなんだー」と喜んでくれたのですが、そんなときにふと私のなかで一つ、非常に素朴な疑問が湧き上がりました。
マドレーヌと似たような焼き菓子がありますよね。
そう、フィナンシェです。
マドレーヌとフィナンシェの違いってなんなんでしょうか。
見た目が違う、けれど…
まずやはりすぐに分かるのが【見た目】ですよね。
マドレーヌは貝殻、正確に言うとホタテ貝のような形をしているのに対し、フィナンシェは四角い形をしています。
一説によるとこのフィナンシェの形は金塊、インゴットを模しているそうですよ。
そもそも『フィナンシェ』ということば自体がフランス語でお金持ちや金融家といった意味があるんだとか。
まさかのストレートなネーミングセンス。
なぜ金塊なのかというと一説には証券取引所が関連しているという話がありますが、どれも確証がある理由ではない様子です。
話を戻しましょう。
貝殻型のマドレーヌ、金塊型のフィナンシェというとてもわかり易い特徴があるわけですが、実は最近、これらの形にとらわれずに作られているマドレーヌやフィナンシェが増えてきている傾向にあります。
どちらも丸いものなどを見かけますよね。
そのため見た目ですぐに判断するのは適切ではないのかもしれません。
最大の違いは材料
形で判断できないとなると何を見たら、なんて思うこともあるでしょう。
実はマドレーヌとフィナンシェの最大の違いは形ではありません。
【材料】が異なるのです。
マドレーヌの材料は薄力粉、砂糖、全卵、ベーキングパウダーが主となっています。
一方のフィナンシェは薄力粉、砂糖、卵白、粉末にしたアーモンド(アーモンドプードル)、焦がしバターなのです。
薄力粉と砂糖は一緒ですが、それ以外はかなり異なることがわかるかと思います。
材料が違うということは味や食感も異なるもので、マドレーヌはベーキングパウダーを使っているのでふんわりと柔らかな印象に、フィナンシェはアーモンドや焦がしバターの風味がしっかりしていて、マドレーヌと比較すると少しサクッとしているような食感になります。
なんとなく雰囲気が違いこの2つですが、いざ食べてみると意外と違う部分が多いんだなと感心してしまうかもしれませんね。
ちなみにカロリーは?
なんとなくマドレーヌとフィナンシェの違いがわかってきたところで、気になるのはそのカロリーでしょう。
どちらも美味しいけれどやはりできる限りカロリーは抑えたいという声はきっと多いはず。
しかしいろんなマドレーヌやフィナンシェを見てみると、なんとも言えない結果がまっていました。
例えばスイートガーデンのマドレーヌは177kcal、フィナンシェは171kcalとなっています。
勿論サイズや材料の割合などによってかなり差異が生まれるポイントではありますが、基本的にはどちらもあまりカロリーが変わらないということで良さそうです。
マドレーヌとフィナンシェ、どちらもお土産の定番として活躍する機会が多いものですから、なんとなくでも違いを知って、それぞれの風味や食感を楽しみたいですね!