yurikkyの自由帳

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打ち水をする効果的な時間帯って?逆効果なときもある?

今日は雨が振ったからか比較的暑さが和らいだように感じましね。
雨はあまり好きではありませんが、暑さを抑えてくれるような気がするという点はありがたいと思ってしまいます。

水で暑さを和らげるといえば打ち水がありますね。
日本に古くから伝わる涼のとり方ですが、近年その有能さが見直されつつあり、各所で打ち水イベントなるものが開催されていたりもします。

そんな打ち水ですが、自分の生活に導入してみたいけれど、より効果を発揮する時間はあるのかなと疑問に思うこともあるのではないでしょうか。

実は打ち水は好きなときに好きなだけやれば涼しくなるというものでは無いのです。
まずは打ち水の原理から学んでおきましょう。

打ち水はその名の通り水をまく行為ですが、暑くなった地面に水をまくと水が蒸発していきますよね。
この水が蒸発する際の気化熱の働きを利用し、周囲の温度を下げるというのが打ち水で涼しくなる原理です。

それ以外にも水を地面にまくことで地面の温度が上がりづらくなる、なんて効果もあるようです。
さらにさらに、打ち水をするとその部分の気圧が上がるので風が生まれる、なんて話もあります。

なんだか難しい話になってきましたが、打ち水をすると涼しくなるという事実がわかればよいので、原理はなんとなく知っておくだけでもよいでしょう(笑)

さて、肝心の効果をより発揮してくれる時間帯は『朝』と『夕方』になります。
厳密には朝は日が高くなって気温が上る前、夕方は日が暮れて暗くなる前といったイメージですね。

この時間の日陰に打ち水をすることで、朝は気温が上昇するタイミングを遅くすることができますし、夕方は夜の暑さを緩和することで、寝苦しくなるのを少しでも和らげてくれるでしょう。

この朝と夕方という2つの時間帯になにか既視感を覚える方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
この2つの時間帯といえばそう、植物の水やりと同じ時間帯ですね。

もし植物を育てているのであれば、植物に水をあげながらついでに打ち水もする、なんて習慣づけると良いかもしれません。

ちなみにマンションなどの場合はベランダに打ち水をするというのも効果的なようですから、試しにやってみるとよいですね。

効果的な時間帯は朝と夕方ですが、逆効果となる打ち水もあります。
それは真っ昼間のアスファルトに行う打ち水です。

なんとなく想像できるかもしれませんが、昼間の、しかも日向のアスファルトやコンクリートというのは非常に高温になっています。

そこに水をかけるとどうなるでしょうか、そう、すぐに蒸発してしまうのです。

すぐに蒸発するということは涼しい効果が期待できないだけでなく、モワッとした水蒸気を浴びてしまい、不快指数がぐっと上がってしまうこともあるのです。

茹で物や炒めものしたお鍋やフライパンに水をかけるとじゅわもくっと水蒸気がたちますが、あれをもう少し優しくしたような状況になる、というイメージをするとわかりやすいかもしれません。

熱いアスファルトやコンクリートにはついつい水をかけたくなる魔力がありますが、そこはぐっと我慢して日陰に避難しましょうね。

日本の伝統打ち水を効果的に使って、夏の暑さを乗り切りましょう!